【ITニュースで学ぶテック中国語】004:中国でECが一番盛り上がる「双11」が担う役割

中国テック雑記

このブログでは中国現地のITニュースを毎回1つ取り上げながら、テック系中国語を勉強していきます。

今回は「中国でECが最も盛り上がる双11」が、売り上げの向上だけでなくブランド力の向上やデジタル施策の実験場として機能しているという話題について紹介します。

取り上げるニュースと内容まとめ

2019年的双11,对商家只意味着GMV吗?

タイトル

2019年的双11,对商家只意味着GMV吗?

2019年の双11、商店にとってはGMVしか意味がないのか
(GMV:流通取引総額)

記事の要約

【導入】
・10月21日に「天猫双11」のキャンペーンが開始
・キャンペーン開始直後の予約販売のペースは昨年の2倍
・10年前に数千万元だったGMVは、2016年に1207億元、2018年には2135億元の売上規模になった

【双11はブランドを成長させる一番のチャンス】
・双11は、24時間の間に6億人が何を買うかを考え、数万のブランドがいくらで売るかを同一のプラットフォームで考えている。こんなマーケティングの機会は他に存在しない
・ブランドにとって、双11に参加することは消費者のマインドシェアを取るのに極めて有効な機会となる
・アリババの公式データによると、2019年の双11で販売される1000万の商品のうち、100万種類はこの場で初めて発表される新商品となる
・初期の双11は既存の在庫品を売る場だったが、最近の双11は新商品を発表し販売する場となっている
・93の高級ブランドのうち、20以上がこのタイミングで新商品の販売を準備している

【双11はデジタル化施策の実験場】
・アリババの長期的な発展を考える上では、短期的な流通額の増加だけでなく、その背後にある運営能力の向上が重要
・毎秒数十億件の取引をアリババクラウドが対処し、1日の数億件の配送を菜鸟のネットワークが対応することで、各プラットフォームの成熟を測る
・各商店はフロントエンドのQR決済からバックエンドの在庫管理までデジタル化を進めている。極端(過負荷)な状況でテストする場として機能している
・6月25日に「旗舰店2.0升级计划」を発表。会員管理、ファンコミュニティ管理などのツール提供を通じて、ブランドの成長をサポートする

双11は消費者動向を予習する場
・アメリカの化粧品ブランドは、クリスマス用のギフトボックスを前倒して双11で販売
・双11は販売だけでなく閲覧情報なども含めたビッグデータを取得することができ、未来を予測する絶好の機会となっている
・双11で行われる革新的なマーケティング手法を翌年に使おうと多くのビジネスパーソンが学んでいる

【まとめ】
・双11にとってGMVは既に重要な指標ではなく、新たな価値を生み出す場となっている

記事中に出てくる中国語の訳

固有名詞(サービス名、企業名など)

双11:11月11日。独身の日とも呼ばれ、中国でECが一番盛り上がる日
阿里巴巴:アリババ。中国最大のEC企業
天猫:Tmall。アリババが運営するBtoCの分野で中国最大のECサービス。
阿里云:アリババクラウド。アリババが運営するクラウドサービス。
菜鸟:Cainiao。アリババグループの物流プラットフォーム企業。

その他キーワード

启动:開始
摩拳擦掌:手ぐすねを引いて待ち構える
消息:手紙。ニュース。
预售:予約販売
成交:成約。取引成立
翻一倍:二倍
一天:一日
销售:売上高
品牌:ブランド ※奢侈品牌:高級ブランド
影响力:影響力
平台:プラットフォーム
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