【書籍紹介】アジアのテック事情を知るための10冊(国家・都市編)

最近ちゃんと本読んでる?

ネットで多くの情報が得られる現代ですが、ある程度まとまった情報を得ようと思うと今でも本からの情報収集が欠かせません。

本記事では中国・シンガポールといった国家や深圳・バンガロールのような都市にフォーカスして、国家政策などのマクロな目線で、アジアのテック事情を知るための10冊を紹介します。テンセント、アリババなど、いま勢いのあるテック企業に注目したミクロな目線でのまとめも後日作成予定です。そちらもぜひお読みいただけたら嬉しいです。

中国

「ハードウェアのシリコンバレー深セン」に学ぶ−これからの製造のトレンドとエコシステム

深圳で日本企業向けに高付加価値EMS(電子機器の製造委託)の事業をしている会社の創業者による著作。著者が商社の商品企画担当として深圳や台湾の会社と取引をしていた過去の話から、現在EMS企業として現地の会社と仕事をしている現在の話までを語ることで、テンセントなど多くのスタートアップを生み出した深圳という都市について深く知ることができる1冊。

メイカーズのエコシステム 新しいモノづくりがとまらない。

ニコ技(ニコニコ技術部)深圳観察会の主催、アジアだけでなく世界中のMakers FaireやFabLabといったメイカーが集まるイベントやスペース訪問など、メイカーズ活動の最前線にい続ける高須さんの書籍。クラウドファンディングを活用したモノづくりの新しい在り方についての開設を中心に(著者本人がプロジェクトを支援してから商品が届くまでの心境を紹介している話など実に興味深かった)、観察会の参加者たちによる幅広い寄稿によって、深圳、そして最新のモノづくりについて理解を深めることができる1冊。

中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立

ジャーナリストとして中国を長年取材してきた山谷さんによる、中国ネット文化の変遷の解説本。アリババ、テンセントといった数億人規模のユーザーを抱え、いまやAmazonやFacebookと対抗するまでの企業が生まれる大きな要因となった「世界と分断した中国独自のインターネット」について学べる1冊です。

インド

インド・シフト 世界のトップ企業はなぜ、「バンガロール」に拠点を置くのか?

ソニーのインド・ソフトウェア・センター責任者として、インドに長年滞在していた方の著作。マイクロソフト、アマゾンなど世界の名だたる企業が、本国以外では世界最大規模の開発拠点を置いているといわれるバンガロールを中心に、インドを起点としたアジア、そして世界の今後のITトレンドの変化について語られています。

モディが変えるインド:台頭するアジア巨大国家の「静かな革命」

高額紙幣の一斉撤廃など強引なまでのリーダーシップ、たたき上げからの首相就任など、「インドの田中角栄」とも評される現在のインド大統領モディについて書かれた本です。モディが掲げた政策を通じて、インドがアジアそして世界に対してどのような位置づけを狙っているのかも見えてくる1冊。現状、中国に次ぐ人口規模を持ち、エンジニアを中心に優秀な人材を多数輩出するインドの今後について考えるための材料になると思います。

シンガポール

シンガポール – スマートな都市、スマートな国家

シンガポールといえば、土地・人口・資源など、すべての資源が少ない中で知恵を絞って今の位置づけを確保した先進国家のイメージが強いですが、その詳細が説明された1冊です。イノベーション国家・シンガポールを実現する国内外に向けた政策が具体的に解説されています。日本のニュースで流れてくる政治家・官僚の不祥事などと比べると悲しくなるかもしれません。

「イノベーション大国」次世代への布石

人口・資源の少なさを補うため、積極的に外国企業を誘致することで国を発展させてきたシンガポール。本書籍では、シンガポールに進出した日本企業16社(三菱重工、日立、パナソニックなど)の目線を通じて、シンガポールについて知ることができる1冊になっています。

東南アジア(ASEAN)

ASEAN企業地図 有力企業グループの全体像がわかる!

財閥が強いと言えば韓国(サムソン、ヒュンダイ、ロッテなど)が有名ですが、東南アジア各国も財閥企業が強い影響力を持っています。本書籍ではASEANの6地域(インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシア、シンガポール、香港)から約60の財閥グループを厳選、各グループの所属企業や成り立ちを紹介することで東南アジアのビジネス事情が理解できる1冊です。

図解 ASEANを読み解く 第2版

ASEAN各国について、国の概要、政治の概況、外交、経済の概況、消費市場の実像、有望分野と進出事例、経済リスク、政治・治安リスクという共通の8テーマで解説。数年ごとに改定を重ねる人気シリーズで、東南アジアの概要を知る上で一読の一冊になります。

国際情勢

THE PIVOT アメリカのアジア・シフト

最後に紹介するのは、アメリカの対アジア政策を解説した書籍です。現在もアメリカと中国の間で貿易戦争ともいえる関税政策が繰り広げられており、中国の影響力が強まったとは言え、やはりアメリカの影響は外せないということでこの1冊を選びました。

まとめ

以上、アジアのテック事情を知るための10冊(国家・都市編)をお送りしました。アジアのことを考えるのであれば日本や韓国・ロシアなども入れたいところでしたが、まずは10冊ということでこの10冊となりました。本当は、マンガだったり、歴史小説だったりも入れたかったんですが、それは今後の宿題とさせてもらえればと思います。

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