ゲーム売上世界一。テンセント関連のゲームタイトルまとめ(LoL、クラロワ、フォートナイト…)

テンセントゲーム紹介 アジアのテック企業分析
世界中でプレイされてるLoLもクラロワもテンセントに儲けが行ってるって知ってた?

ゲーム事業売上高が世界一(1兆円超え)といわれるテンセント。オンラインゲーム事業は同社の売上の1/3を支える主力事業で、QQやWeChatなどのSNSサービスに比べて早くから中国国外で展開できている(国外で流行っているものを買収しているのですが)ことからも、同社にとって重要な事業になっています。

本記事では、テンセントのゲーム事業について、その概要と世界のざっくりとしたゲーム事情、テンセントが関わっているいまのゲーム業界を代表する5作品について紹介していきたいと思います。

テンセントのゲーム事業おさらい

テンセントのゲーム事業について3行でまとめるとだいたいこんな感じです。

・会社の売上の1/3を誇る中心事業。2017年の総売り上げが350億ドルなので、ゲーム事業の売上がだいたい100億ドル(=1.1兆円。任天堂の2017年売り上げ規模とほぼ同等ですが、Switchなど単価もコストも高いハード製品を含むのに対して、テンセントはほぼソフトのみの売上)
・スマホゲーム売上ランキング、上位5作品のうち3作品がテンセント絡み(上記表の1,4,5位作品がテンセント絡み。詳細は口述)
・オンラインゲームも「LoL」「フォートナイト」などをほぼ手中に

詳細は下記記事にまとめてあるのでそちら参照ください。

【テンセント】事業戦略と知財情報分析まとめ(注力分野と特許出願傾向など)
一時はフェイスブックの時価総額を上回るなど、IT業界で大きな存在感を示すテンセントの事業構造や今後の戦略についてまとめてみました。

流行りのジャンルはオンラインバトルアリーナ(MOBA)・バトルロワイヤル

MOBAは2陣営に分かれて戦う戦略シミュレーション、バトルロワイヤルは大人数(100人とか)でプレイヤー同士でバトルするゲームです。いずれも大まかな設定はあるもののストーリーを追うというよりはいわゆる対戦を楽しむ時間が多い。このあたりは日本のゲームがストーリー偏重の時期が長かったのが逆に特異点なのかなと思います。

スマホが普及してから、ゲームはパッケージ買い切り型からアップデート前提の運用型が主流になりました。そちらのほうが定常的に売上が立つことが分かってきたからです。

で、MOBAもバトルロワイヤルもアップデートを繰り返すことでゲーム性がガラッと変えられるといいうのがいま流行ってる1つのポイントかなと個人的には思っています。MOBAであれば新しいユニット(これまでにない高速移動&遠距離攻撃ができる、とか)を加えるだけでゲームバランスが一気に変わりますし、バトルロワイヤルも武器やフィールドが変われば大きく状況が変わります。

大会向きのMOBA、個人の配信向きのバトルロワイヤル

ちなみに、世界のeスポーツ大会の文脈に乗っている作品はMOBA(後で紹介するLoLなど)や格闘ゲーム、カードゲームが多いです。バトルロワイヤルは1人1人のプレイヤーに注目するのが難しいので、全員で同じ場面・感動を共有するショーとしてはちょっと成り立ちにくい。

その代わりに、バトルロワイヤル型は自分で配信環境&ファンを持つゲーム実況の文脈で人気が出てきています。各プレイヤーが自分のファンに自分のプレイを届けたり、ファンを誘って一緒にプレイしたりという形。

PUBGはゲーム実況界隈では社会現象レベルになってたので、Youtubeやニコニコ動画で実況されてる動画を見たことあるかたも多いのではないでしょうか。Vtuberの誕生と時期があってたので、Vtuberによるプレイ動画も多いです。

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テンセントのゲーム事業と世界の大まかなゲーム事情をざっくり説明したので、ここからはテンセントのゲームタイトルについて紹介していきます。

League of Legends


ジャンル:オンラインバトルアリーナ
その他情報:月間プレイ人数(アプリでいうMAU)が1億人を突破
公式サイト:https://jp.leagueoflegends.com/ja/
解説記事:
世界最高峰のオンライン対戦ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』とは?【PR】 – 『リーグ・オブ・レジェンド』特設サイト:Dive to LoL – ファミ通.com
今さら聞けない『League of Legends』のはじめ方 ― 基本ルールから課金方法まで一気に解説! | Game*Spark – 国内・海外ゲーム情報サイト

リーグ・オブ・レジェンド所感

MAU1億人、Twitchのプレイ動画が再生数10億回を突破、同時接続数が定常的に300万人超え(一番売れたドラクエが400万本強なので、それくらいの人数が常にプレイし続けてるということ)など現在世界No.1のオンラインゲームといわれるLoL。アメリカのライアットゲームズが2008年から提供していましたが、2011年にテンセントが同社を買収。テンセントのゲーム事業の主力の1つとなっています。

個人的な思い出としては、リモートワークで仕事をしている知人が一時期LoLにハマりすぎて仕事を後回しにする事案が発生したことがあり、先方から「LoLだけはダメだよ~」と言われて泣く泣くアカウントを削除するという事件?がありました。

その当時はエンタメ(ゲーム実況、フリーゲーム回り)の仕事をしてたのでLoLも触っておきたいと思ってたのですが、そのエピソードを聞いて自分でプレイするのは止めておいたという思い出がありますw。

Fortnite(フォートナイト)


ジャンル:バトルロワイヤル
その他情報:月間売上が325億円を記録
公式サイト:https://www.epicgames.com/fortnite/ja/home
解説記事:
電撃 – 『フォートナイト』の魅力を3つの項目で紹介。最大100人でのバトルロイヤルを勝ち残ろう
フォートナイト: 初心者向け講座 -基本要素とゲームの流れ、立ち回り-フォートナイト: 初心者向け講座 -基本要素と勝利を目指す立ち回り-

フォートナイト所感

月間売上325億(仮にそれが1年続いたら年間売上4000億円)ですが、2017年のスマホゲーム売上ランキング1位が後述のAoVが売上1900億なので、その倍の規模ということになります。

フォートナイトは、Androidアプリ版をGooglePlayを通さずに自社の公式サイトからダウンロードさせる方式を採用し、業界を驚かせました。

手数料30%に不満があるということでの実施で、ブランド力がある作品はこういう流れが増えるのではないかと思います(GooglePlayに同アプリを謳った詐欺アプリが出回るというトラブルが起こり始めているようですが)

フォートナイト

フォートナイト
開発元:Epic Games
無料
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PUBG(Player Unknows Battle Ground) ※中国で独占運営権を獲得


ジャンル:バトルロワイヤル
その他情報:総プレイヤー数が4億人を突破
公式サイト:https://www.pubg.com/ja/
解説記事:
【特集】今からはじめる『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』初心者ガイド&プレイレポ | Game*Spark – 国内・海外ゲーム情報サイト
プレイよりも見るのが楽しい?バトルロイヤルゲーム「PUBG」の大ヒットの理由 – 朝日新聞デジタル&M

PUBG所感

昨年、Youtubeやニコ動などのゲーム実況動画を席巻したモンスターゲーム。日本では複数の人気配信者と連動した公式企画「PUBG配信者杯」が企画されるなど、ゲーム実況と絡めた展開が今後も期待されます。

PUBGは同ゲームの中国での独占運営権を獲得したものの、中国当局の規制によりPC版・モバイル版ともにまだ配信開始できていない状況です。先日の決算発表でテンセントはゲーム事業の業績予想を下げましたが、コンテンツが刺激的と販売停止に追い込まれたモンハンに加えてPUBGの目途が立たないので大きな原因ではと見ています。

PUBG MOBILE

PUBG MOBILE
開発元:PUBG Corporation
無料
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Arena of Valor(王者栄耀)


ジャンル:オンラインバトルアリーナ
その他情報:年間売上1900億円
公式サイト:http://pvp.qq.com/ ※中国語サイト
解説記事:
中国NO.1スマホゲーム『王者荣耀』はどのようなゲーム。日本では遊べるの?などの情報を検証
“収益世界一”にも輝いたゲーム『王者栄耀』が日本進出。異例の「女性比率54%」のワケ|新R25 – 20代ビジネスマンのバイブル

AoV所感

現在世界No1の売上をほこるスマホゲーム。世界No.1オンラインゲームの「LoL」を手元に納めたテンセントが、その内容を徹底的に改善してリリースしたのがこの作品と言われています。

上記紹介記事に書かれている通り、女性プレイヤーが過半数を占めるゲームということで、これまでのソシャゲとは違った文脈でのビジネス展開や課金モデルが出てくるのではと個人的に期待しています。

Clash Royale(クラッシュ・ロワイヤル)


ジャンル:オンラインバトルアリーナ
その他情報:
公式サイト:https://clashroyale.com/ja/
解説記事:
【クラロワ攻略】ゲームの基本から立ち回りまで!初心者必見のバトル入門書 [ファミ通App]
「クラッシュ・ロワイヤル」はMOBAやRTSの良さが凝縮されたカジュアルなリアルタイム対戦型カードゲーム。プレイインプレッションを掲載 – 4Gamer.net

※クラロワ所感は、次のクラクラとまとめて書きます。

クラッシュ・ロワイヤル (Clash Royale)

クラッシュ・ロワイヤル (Clash Royale)
開発元:Supercell
無料
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Clash of Clans(クラッシュ・オブ・クラン)


ジャンル:リアルタイムストラテジーゲーム
売上:
公式サイト:https://clashofclans.com/
解説記事:
144カ国で1位の「クラッシュ・オブ・クラン」を今から始めて味わい尽くすプレイ方法まとめ – GIGAZINE
【特別インタビュー】『クラッシュ・オブ・クラン』が全世界で熱狂的にプレイされる秘密に迫る! [ファミ通App]

クラロワ、クラクラ所感

僕がスマホゲームを触り始めたときに界隈を席巻していたのがクラロワでした。日本のゲームってどんなジャンルにしろある程度個別のキャラを立たせるものなんですが、全然そんな感じがなくてびっくりしつつもゲームとしての面白さに夢中でプレイした記憶があります。

クラロワ・クラクラはいずれも北欧にあるSuperCellという会社が開発しているのですが、この会社は実は昔はソフトバンクが所有していました。

2016年にアリババ株の売却と合わせてSupercellの株をテンセントに売却(こう思うとソフトバンクの中国企業への影響力すごい…)。何事かと話題になりましたが、その後スマホやIoT製品に不可欠なARMを買収。そのための資金調達だったのではと言われています。

クラッシュ・オブ・クラン (Clash of Clans)

クラッシュ・オブ・クラン (Clash of Clans)
開発元:Supercell
無料
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まとめ

以上、テンセントのゲーム事業と主要作品の紹介などしました。感想などツイッターで聞かせていただけたら嬉しいです。

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編集長:テクノ大仏(@tech_nomad_) ・アジアのテック事情や世界のITトレンドをまとめた「テックノマド in アジア」 ・中国スマホアプリのトレンド、ミニプログラムの情報をまとめた「ミニプロラボ」 の更新情報のほか、中国・アジアのテック企業に関する他メディアの記事紹介やコメントなどツイートしています。
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